今回の記事は、
- ロンドンフィキシングって何?
- FXとロンドンフィキシングって関係あるの?
- ロンドンフィキシングを使ったトレードってあるの?
こんな悩みに向けての記事となっています。
実は、FXでロンドンフィキシングを狙ったトレードをしている人達がいます。
この記事ではロンドンフィキシングという言葉の意味や考え方、トレードでの使い方について紹介していきます。
記事を読み終えてすぐに使える内容となっていますので読み進めてみてください。
- ロンドンフィキシングは金の価格を決めることを指す。
- 金の価格を決めるため為替相場にも影響が及ぶ。
- 相場が大きく動く可能性が高い。
ロンドンフィキシングとは何か?
ロンドンはもちろんイギリスでフィキシングは固定と訳されます。
金融市場的に固定は値段を決める、固定するといった内容になります。
では何の値段を決めるのかというと金(Gold)の価格を決定することを指します。
時間はロンドン市場の16:00(夏時間だと15:00)です。
日本時間は1:00(夏時間だと0:00)です。
ここで決まった価格は全世界の金の価格指標となります。
基本的に金の取引はドル建てで取引されています。
そのため、ドルの需給関係にも影響を与えます。
このような関係性があるため為替相場が動きやすくなります。
FX取引との関係性
さらにFXとロンドンフィキシングの関係性を掘り下げてみます。
金融の中で金と言えば安全資産として有名です。
その価格が決定されたらどのような方々が動き出すのでしょうか?
それは中央銀行やその他銀行、ヘッジファンドなど大口と呼ばれる方々です。
また、このタイミングを見計らって企業やトレーダーなども参加してくるため市場が大きく変動を始めやすくなります。
月の中でも特に月末や期末はユーロ圏での取引に注目です。
ポンドで決済を行うイギリスの企業が通貨の買戻しやポジション調整を行うことで値動きが荒くなる傾向があります。
値動きがあるということはリスクもありますがチャンスでもあります。
この時期にFX取引をする際には気を引き締めて取り組みましょう。
ロンドンフィキシングをチャートで確認してみる
2019年1月、2月、ドル円チャートの月末に注目して確認していきます。
1月末のロンドンフィキシング

ロンドンフィキシングの時間帯前後より売買が活発となりレンジブレイクをしています。
さらにその後、大きなトレンドを作り1月最終日となっています。
2月末のロンドンフィキシング

月末週に入ると1月と同じ様にロンドンフィキシングの時間帯前後より売買が活発となりレンジブレイクをしています。
その後、大きな値幅で動き出してトレンドを形成する下地を月末で作りました。
ロンドンフィキシングをFX取引でどう利用する?
上記で確認した様に月末のロンドンフィキシングでは大きく動きやすくなっていることが分かります。
大きく動くといっても一気にトレンドを作りに行く動きではありません。
動いた方向へ飛び乗って放置は危険です。
そこで、向いているトレードを挙げてみます。
- レンジブレイクしたところから同じ方向にエントリーして5pips〜10pipsで程度で利確する。
- トレンドを確認したらその方向へエントリーして同じく5pips〜10pips程度で利確する。
これらがリスクを減らしてロンドンフィキシングを利用するトレードでは有効です。
大きく動く可能性が高いことは分かりますが、方向までは分かりません。
5pips〜10pips程度で利確するとしているところは、逆方向へ大きく動いてしまう可能性も大きいため、あまり欲張らず利確していく様にしたためです。
まとめ
- ロンドンフィキシングは金の価格を決めることを指します。
- 金の価格を決めるため為替相場にも影響が及ぶ。
- 相場が大きく動く可能性が高い。
相場が大きく動くということはチャンスでありリスクでもあります。
まずはロンドンフィキシングの時間帯にチャートを眺めてみるのもありだと思います。
その後、実際にエントリーにチャレンジして行くという流れが良いと思います。
コメント